突然ですが、2020年3月20日にブログデータがすべて消失しました。
障害発生に気づいた日時
ブログにアクセスできなくなったことに気づいたのが3月20日(金・祝)の14時前ころです。
ツイッター経由で自分のブログを見に行こうとしたら、見慣れぬセキュリティ画面が表示されていました。
当初はブラウザの表示不具合と思いスマホで確認したところ、同様の画面が表示されました。
行ったこと
管理画面から記事を確認しようとしたところ、管理画面にも入れないことが判明。
プラグインの「Site Guard」を導入していたので、管理画面のURLを変更していたはずなのにデフォルトに戻っていたことに少しして気づきました。
デフォルトのURLからログインすると、記事がすべて消えておりました。
ブログのURLにアクセスすると出てくるのは「Hello World!」というおなじみのワードです。
バックアップの重要性
このブログは2020年1月に開設しました。
ドメインはムームドメイン、レンタルサーバーはロリポップで契約しました。
飽きっぽい自分がとりあえずどれくらい続けられるかわからなかったので、安さ重視で選んだサーバーです。
月額500円のスタンダードプランにしていました。
ところがこのプラン、バックアップが有料なのです。
本業でもバックアップの重要性は嫌というほど経験しているのですが、始めたばかりの弱小ブログだったので「まぁそのうち…」という感じでいました。
そこにきてこのデータ消失です。
冷静になれ、と言い聞かせながら一縷の望みをかけて記事データが保存されているはずのPhpMyAdminにログインしましたが…全部吹っ飛んでるー!!
終わった…
2020年1月4日(開設した日)のデータしかない。
3月15日までにゆっくりペースコツコツ投稿して20記事たまっていたのですが、ショックでした。
この時ほどバックアップを取っていなかったことを悔いた日はありません。
この際だからレンタルサーバーを乗り換えることにしました
レンタルサーバー自体にはちょっと使いづらいなぁと日ごろから感じていました。
- ムームードメインとの連携がうまくできていなかったので、完全にSSL化できていなかった。
- ログイン後の画面遷移がわかりにくく、使いたい機能にたどりつけない。
- Googleアドセンスの設置がうまくいかない。
- 編集画面(ダッシュボード)で更新すると、体感的にもっさりしてる
いいきっかけなので、ロリポップからConoha Wingに乗り換えることにしました。
ちょうど、人気ブロガーのヒトデさんが「ブログ初心者に今レンタルサーバーをおすすめするならConoha」というようなことをツイートされていたので、それに乗っかった形になります。
ちなみに3月21日の9時過ぎにはもう申し込みました。
プランは「Wingパックのベーシック」にしました。
一応、サポートにも問い合わせを行いました
PhpMyAdminにデータがない状態でしたが、ダメもとでサポートに問い合わせてみました。
問い合わせを行ったのが3月20日の午後
→返事がきたのが3月21日の午後
3月21日の昼頃にはテスト的に独自ドメインのメールサーバーをConohaに変えてみたのですが、
ご質問いただいた内容についてご案内します。
独自ドメイン【 ⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎ 】について確認いたしましたところ
ロリポップ!以外のサーバーを参照しているようでございました。
でも、これって21日午前中まで何も調査してもらえてなかったってことですよね?
丸一日待ってこの回答か…、と思ってやっぱりサーバー変えようと思いました…。
すぐにロリポップ上のドメインを伝えたのですが、回答がきたのはやはり翌日。
ご利用のサイトについて調査をいたしましたが、
2020-01-04に簡単インストールを行ったWordPress以外に
インストールの履歴は無く、またデータベースもその時の物以外は
ございませんでした。大変申し訳ございませんが、弊社ではお客様のファイルおよび
データベース操作の履歴を残しておりませんため、
データが消失した経緯についてお調べすることは出来かねます。念のためご提供できるバックアップデータが無いかお調べしました
が、
有効なデータは弊社側にはございませんでした。なお、残っているデータベースには2020-01-04時点の
簡単インストール直後となるデータ以外が記録されておらず、
またデータベースの記録に不具合が発生しているとの
調査報告もございません。WordPressの記事投稿が正しくできていなかった、または
ロリポップ!外に設置されたWordPressをご利用だった
等の可能性も考えられます。
わかりました。もういいです。
バックアップを取っていなかったこちらの落ち度もありますから…。
ということで新サーバーに切り替えましたが、早速サクサク動いて快適です。
Conoha Wingはログイン画面がわかりやすく、SSL化も楽にできました。
消えてしまった記事をサルベージする方法
20記事書いていたこのブログですが、データベースからの復旧ができなかったために下記の方法で記事をサルベージしました。
ブラウザキャッシュを取得する
ブラウザの閲覧履歴から、これまでに見ていた記事を取得します。
(インターネットに接続していると上書きされちゃうので注意)
ブラウザはFirefoxを使っていたので、ブラウザキャッシュはこのフリーソフトから取得しました。
IEやChromeを使っている方も、同様なソフトがあります。
ただ、最近のキャッシュしか取得できなかったので、取り出せたのは3/14~15に作成した記事&リライト記事のみでした。
検索エンジンのキャッシュを取得する
検索エンジンも過去のWebサイトのキャッシュを保持しています。
そこで、「Google」「Yahoo!」「bing」などの検索エンジンを駆使し、検索結果からキャッシュされた記事が残っていないか確認しました。
特にbingは優秀で、検索順位も高くて探しやすかったです。
ちなみにWebのアーカイブでは「Internet Archive」というサイトが有名らしいのですが、
残念ながら私のブログはアーカイブされていませんでした。
それでも、この「検索エンジンのキャッシュ」作戦でほとんどの記事をサルベージすることができました!!
残念ながら数記事はダメになってしまいました。
特に、私が渾身の思いで作成した「Googleアドセンスに合格するまで」の記事がサルベージできなかったのは非常に残念です。
追記:この記事もキャッシュから見つけることができました!
それでも、残った記事があったことで折れかけていた心が回復しました。
今回の出来事で得た教訓
バックアップは必ず取っておきましょう!
これが本当に重要です。
レンタルサーバーはバックアップサービス付きのものをおすすめします。
別途料金を払うのではなく、最初からプランとしてバックアップが付いているもののほうが絶対に良いです!
ConoHa Wingはバックアップが標準付帯です。
少ししか記事を書いていないから…と思っても、ブログを一から作り直し、消えてしまった記事を再度アップするのはかなりしんどいです。
データがぶっ飛んでしまっても、冷静に対処方法を考えてみよう!
ブログが見れなくなった瞬間は非常に焦りました。
それでも、今まで数々のPC障害でデータの復旧を試みた経験から、
「何か対応方法があるはず。いろいろやってダメなら仕方ない。イチからやり直そう!」
と悲観しないようにし、冷静になるよう自分自身に言い聞かせました。
今後の展開
3月22日に、新サーバーと独自ドメインの紐づけも完了して、準備が整いました。
まだまだ以前の設定に戻し切れていませんが、時間を作って少しずつ直していきたいと思います。
また遊びに来てください。
お待ちしております。