【PCあれこれ】強制終了は最後の手段

強制終了は最後の手段

先日、職場でびっくりしたことがありました。

いもこ
ノートパソコンのバッテリーを交換しに来ました。
一旦パソコンをシャットダウン(電源オフ)してもらっていいですか~
職場の人
あっ、はい!

電源ボタンポチー!!

いもこ
ちょっ、ちょっと待ったぁー!!
目次

PCの正しい終了方法

PCをシャットダウンしたいとき、どうしていますか?
まさか上記のようにいきなり電源ボタンを押して強制終了、なんてしていませんか。

PCには正しい終了方法があります。

【Windowsの場合】

シャットダウン方法
1.画面左下の「Windowsボタン」を押す。
2.電源マークが表示されるので、クリックして「シャットダウン」を選択。

電源を切る前に、PC側で手順を踏んで終了処理を行ってくれます。
通常使っているとあまり気にしませんが、
PCは私たちの知らないところで様々なアプリケーションが動いています。
(OSとか、エクスプローラーなど…)
これらのアプリケーションも裏でしっかりと終了させる必要があります。

終了処理を行わずに、

  • プチッと電源ボタン長押し
  • 電源ケーブル引っこ抜き

などで強制的にPCの電源を落としてしまうと、思わぬトラブルの原因になります。

強制終了すると何がいけないのか

PC内部には、データを保存させるための「ハードディスク」という記憶装置があります。
簡単に説明すると、

ハードディスクに読み書きを行っているときに強制的に電源を切ると
データが保存されなかったり、破損する可能性があります。

最悪、OS(オペレーションシステム)などのシステムに関わる部分が壊れて、
起動しなくなることもあります。

強制終了が必要な時

では、どういったときに強制終了するのかというと
下記のような状況です。

パソコンがフリーズして、何をしても全く操作を受け付けなくなった時

ただし全く動かないように見えても、アクセスランプが点灯しているときは
内部で何らかの処理が行われていると思われるため、しばらく待ってみましょう。
一定時間たった後にまた動くこともあるからです。

職場の人
じゃあ、アクセスランプがついてなかったら
普通に使っているときでも強制終了していいんですか?
いもこ
PCが普通に動いているときはやめておいたほうが無難です。

フリーズしてもキーボードが操作できるようであれば、
「Ctrl」+「Alt」+「Del」キーを同時に押してみてください。

ここで画面が切り替わり、再起動やシャットダウンが選べるようになれば
そのまま終了処理をすれば問題ありません。

強制終了した後は…(セーフモード起動)

強制終了した後は、また電源を入れてみましょう。

私は、念のためセーフモードで起動するようにしています。

セーフモードとは、Windows(9x系及び2000以降)やMac OS、Androidなどのオペレーティングシステム (OS) で、なんらかの不具合によりコンピュータに問題が生じたときのための診断用の起動モードのことである。診断を容易にするため必要最低限のドライバや機能以外は無効になっている。(Wikipediaより引用)

最低限のアプリケーションだけ動かして、PCの電源を入れる方法です。

セーフモードの起動方法は以下のように行います。

1.電源ボタンを押してPCメーカーのロゴが表示されたら「F8」キーを何度か押す。
2.黒背景の画面で「詳細ブートオプション」に切り替わるので、
「セーフモード」を選択し、「Enter」を押す。

するとセーフモードでPCが起動するので、そのままPCを操作してみて問題なさそうであれば
再起動を行いましょう。(今度は画面上の操作で再起動処理できるはずです)

まとめ:PCの強制終了は最後の手段です

通常、PCを使用していてトラブルが起きなければ、強制終了するようなことはありません。
PCは精密機器ですので、手順を踏んで終了させてくださいね。

その代わり、何をやっても動かないときは仕方ないのでポチっとやっちゃってください。
(自己責任にはなりますが…)

余談:本人に聞いてみた

いきなり電源ボタンを押して強制終了しようとした本人に聞いてみました。

いもこ
もしかして、いつもボタンを押して電源オフにしているんですか?
職場の人
いつもはちゃんとシャットダウンするんですけど、ログイン画面状態から電源落とすときはやってます。
いもこ
Oh…

ログイン画面からのシャットダウン方法がわからなかったそうなので、
その場で正しい終了方法をお伝えしました。
(ログイン画面の右下に終了ボタンがありますが、見落としていたようです)

以上、参考になれば幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次