先日書いた記事の終わりに予告していたお話。
【そもそも契約した覚えがない】ポスタルくらぶの解約をしました
情けないエピソードですが、同様に困っている方がいるかもしれないので自分の失敗談としてご紹介します。
そもそものきっかけは、何年か前に言われた母の言葉です。
お母さんのクレジットカードにAOLから毎月500円引き落とされてるんだけど、これなんとかならないの?
全く忘れていたわけではないのですが、そういやAOLなんてもう全然使っていないなと
気づいて解約することにしました。
なお、解約手続きを行ったのは2019年8月中旬のことです。1年前ですね。
AOLを使い続けていた経緯はちょっと長くなるので、解約方法だけ知りたい方はすっ飛ばして読んでください。
インターネット利用の経緯
私が自宅(実家)でインターネット回線を開設したのは1998年頃です。
当時、私が商業高校に入学して日常的にパソコンを使うようになったため、
父親にWindows95のデスクトップパソコンをプレゼントしてもらいました。
(会社の人から3万円くらいで譲ってもらったらしい)
ただパソコンが使えるだけではなく、インターネットにもつなげてほしかったので
なんとか家族に交渉して使えるようにしてもらいました。
当時はインターネット黎明期。
今のようなブロードバンドも整備されていない時代でした。
ネット回線は電話回線です。ISDN回線もありましたが、工事が必要なので採用しなかった。
今と違って従量課金制だったので、使えば使うほどお金がかかります。しかもクソ遅い。
そのため、NTTのテレホーダイ(22時~8時の利用は定額となるサービス)を契約しました。
そしてテレホタイム(22時~8時)を狙って接続しに行くのです。
テレホマンを知っている方はほぼ30代以降ですねw
プロバイダをAOLにした
インターネットを利用するにはプロバイダ契約が必要です。
高校生で、情報収集力があまりなかったのでどのようにプロバイダを選んだのかよく覚えていませんが、
家電量販店で無料配布していたAOLの接続キット(CDが入っている)から契約したように思います。
当時、「ユー・ガット・メール」という映画が話題になっていたんですよね。
1998年に公開のアメリカ映画。
インターネットで知り合った男女が、メールのやり取りを通じてお互いに惹かれあうストーリーです。
その中で使用されていたプロバイダがAOL(アメリカ・オンライン)です。
ちなみに、私の両親・祖父母はITに詳しくないのでほぼ自分で調べて手続きした記憶があります。
未成年だったので、自分の名義で契約できないため父の名義で契約しました。
- 主名義である「マスタースクリーンネーム」…契約用
- 家族用の「スクリーンネーム」…私がメインで使うEメールアドレス
で作りました。
ちなみにマスターネームも私が決めましたが、ずっと覚えていたのでこれが後々役立ちます。
Uターン就職を機にプロバイダ変更
大学進学で神奈川県に引っ越しましたが、AOLのEメールアドレスは何かと使用していました。
ただし神奈川のアパートではSo-netのADSLを契約していたので、次第にメインのEメールがSo-netになりました。
4年の大学生活を終えてUターン就職のため実家に戻りました。
その頃にはそれなりに知識もついていたのと、So-netがメインEメールになっていていまさら変更が大変だったので、実家のプロバイダもSo-netのフレッツADSLへ変更しました。
AOLはEメールだけ使えればいいのでメールのみプラン(500円/月)にしました。
当時まだ私がクレジットカードを持っていなかったので、月額費用の支払いは母に依頼しました。
まぁ…500円くらいならいいわよ
そして私が2011年に転勤して実家を出ることになり、そのまま…というわけです。
いまだに母のクレカから引き落とされる500円+税
母も年金暮らしとなり、もともと支払い用のクレジットカードは特定の買い物にしか使わないらしいので、
毎月固定費として出ていく500円+税にモヤモヤしていたようです。
(そりゃそうですよね)
AOLの契約は父の名義で契約していたので、両親が元気なうちに何とかしなくてはいけない!と
ようやく気付いたので重い腰を上げて解約方法を調べました。
AOLの解約はWebまたは電話で
AOLの問い合わせページはこちらです。
下記の情報が必要になります。
- 契約時の電話番号
- 登録情報
サポートデスクに電話をかける
私はお客さまIDは覚えていましたが(たぶんマスタースクリーンネームだと思うので)、
パスワードに自信がなかったので電話をかけることにしました。
【注意1】解約手続きは契約者本人でないとできない
コールセンターに電話をして解約したい旨を伝えますが、解約手続きのための本人確認が必要と言われました。
ちょうどそれを見越してお盆休みの帰省中に手続きしたので、隣の部屋にいた父に電話を代わってもらいました。
ここで、マスタースクリーンネームを伝えて契約者本人に口頭で話してもらいます。
父本人はいきなり電話を代われと言われて何のことがよくわかっていませんでしたが、
- 高校時代に父の名義で契約していたこと
- 母のクレカで今も払い続けているので解約したい
- 手続きには私(娘)ではなく父本人が電話に出る必要があるので代わってほしい
とざっくり伝えたところすぐ対応してくれました。
もしもし、代わりました。
えーっと、お客様IDは〇〇〇です。
…私の生年月日ですか?
194x年x月x日です。
~ 数分後 ~
これで解約できたらしいぞ。
父ちゃんサンキュー!
【注意2】クレジットカードの引き落としが止まるのは約2か月後
お盆(平日)に電話して、父のおかげで無事解約手続きができました。
ただし、電話してすぐに支払いが止まるわけではなく2か月後の解約となるため
実際に支払いが止まるのは10月頃とのことでした。
とにかく、もう支払いが止まるんでしょ?
良かったわ~
【悲報】AOLのメールサービス自体は2009年に無料化していた
解約手続きを調べていくうちにわかったことがあります。
2009年からメールサービスは無料化しているのに、知らずに500円+税が引き落とされていたのですね。
解約手続きを行ったのが2019年8月ですので、約10年支払い続けていたことになります。
なんてことだ。
※実際は消費税があるので、もう少しかかっていますね。
(5%時:525円 →8%時:540円)
6万円って、なかなかの金額です。
もっと早くに解約手続きしていたらと悔やまれます。
一応、正直に伝えました。母に申し訳ないです。
ええー!?
しかしこれで、毎月の500円+税の引き落としがなくなったわけですから、
心理的・金銭的にもスッキリしました。
ポスタルくらぶの解約の時もそうでしたが、たかが500円、されど500円ですね。
ダラダラ支払っている固定費がないか定期的にチェックしないといけませんね。
自分の名義ではない契約ならなおさらです。
…とりあえず、母には何か借りを返さないといけないなぁと思います。
何かの参考になれば幸いです!